Ubuntuには、Totemと言うオーディオプレイヤが用意されています。 Totemは、WindowsにあるMedia Player 6(mplayer2.exe)と同じくらいの機能を持った簡単なオーディオプレイヤです(音声に限らず動画やDVDも再生できます。 DVDの再生については8章にて詳説します)。 mp3やwmaのファイルをダブルクリックすると、デフォルトではTotemが起動するのですが、例えばwmaなど、コーデックがインストールされていないフォーマットのファイルを再生しようとするとエラーを出して怒ります。
そこで、再生に必要なコーデックを入れることにします。 本当はこの画面が出ても「はい」を選択すればインストールできるのですが、ここでは他のコーデックもついでに入れておきたいのでSynapticを使います。 (以降の手順を行う前に、4章の「Medibuntuリポジトリデータベースの追加」を行っておいてください)
まずは、<システム>→<システム管理>→<Synaptic パッケージ・マネージャ>でSynapticを起動し、「w32codecs」で検索します。 w32codecsは、簡単にいえばWMAなどのコーデックのことです。 出てきたら、選択した後「適用」を押してインストールします。
続いて、「gstreamer ffmpeg」で検索します。 出てきたら、gstreamer0.10-ffmpegを選択してインストールします。
この二つを入れておけば大抵のファイルは再生できると思います。 もし再生しようとして先のエラーメッセージが出たら、その都度必要なコーデックを入れてあげればOKです。 ちなみに、TotemにはWindows Media Playerみたいな視覚エフェクトを表示させる機能があります。
UbuntuにはTotem以外にもいくつかオーディオプレイヤが用意されていますが、どれも機能不足な面画あったりしてしっくりくるものがありません…。 いろいろ探してみたところ見つけたのがここで紹介するAmarokです。 若干不安定な面がありますが、Windows Media Playerを使っている人はこれが一番使い易いのではないかと思います。 また、私は使ったことはありませんが、iPodと接続して曲を管理することも出来るようです。
Amarokはデフォルトではインストールされていないので、Thunderbirdのときと同じように、インストールします。 「追加と削除」 の画面を開いたら、検索ボックスに「amarok」と入力します。
Amarokが見つかったら、チェックを付けてインストールします。 Amarokをインストールすると、関連するパッケージも大量にインストールされますが、ここは気にせず無事終わるのを見守ります。 インストールが終わったら早速起動します。 メニューを<アプリケーション>→<サウンドとビデオ>→<Amarok>の順にたどればAmarokのアイコンがあるはずです。
起動すると最初は設定ウィザードが表示されます。 どうせ英語で読めないので、目を通して読んだつもりになったら次へ。
続いて、音楽ファイルを保存してあるディレクトリがどこにあるか聞かれます。 まだファイルを保存する場所が決まってないなら、ひとまず自分のホームディレクトリ(家のアイコンの場所)を設定しておけばいいと思います。
ここでは、音楽情報の管理にどのデータベースソフトウェアを使うか聞かれますが、特につかわない場合はデフォルトのSQLiteのままにしておきます。
Conguratulations! どうやら終わったようです。 この画面で次に進めば起動します。
Amarokにはいろいろ機能があるのですが、詳しい説明をすると長くなってしまうので、ここではスクリーンショットに簡単な説明を添えて紹介します。
メインの画面はこんな感じです。 外観、タブの配置、プレイリストの構成などWindows Media Playerに似たものとなっています。
ジャケットの管理画面です。 Amarokでは、アルバム情報(タイトルやアーティスト名)をもとに、Amazonからジャケット画像を探し出して自動的にダウンロードしてくれます。 もちろん、自分で画像を用意して設定することもできます。
このようにプレイヤーだけの表示にもできます。 プレイリスト、プレイヤーの両方を表示したりどちらかだけ表示したりすることもできます。 プレイヤーにはタイトルやビットレートの表示だけでなく、イコライザー表示にすることもできます。
DVD再生ソフトのように、曲の再生が始まったときなどOSDに曲情報を表示させることができます。 OSDに表示する項目や位置はカスタマイズ可能です。
プレイリストの画面です。 プレイリストから再生キューに入れたり、プレイリストを読み込んだりすることができます。 この画面からタグ情報の編集を始めることもできます。 プレイリストはリスト内で展開することもできる点が優れています。 また、Windows Media Playerのように、最近のお気に入りの曲や、自動でランダムに50曲選曲してくれるものなど、自動プレイリストも用意されています。
設定画面です。 表記は全て英語ですが、ある程度カテゴリ分けされていますし、そんなに難しいものでもないので、なんとなくで設定できます。 ただ、設定出来る項目の数は多いので、設定したい項目がどこにあるのか探すのは大変かもしれません。
ちなみに、Amarokはあまり動作が安定しておらず、起動中たまに落ちることがあります。
落ちるとこの画面が出てくるのですが、大抵はAmarokの機能の一部だけが落ちて、本体はそのまま動きつづけます。 出てきたらあまり気にせずCloseしてください。 Amarok本体ごと落ちることはまれのようです。